はい、ごきげんよう!!
以前、パリでアコーディオンを教えていただいた
日本人プロ奏者のtacaさんが、日本ツアーで来日中です〜
tacaさんにいろいろ貴重な話を聞くことができましたので、
みんなにお届けします。
「 異国で夢を求める1人の音楽家の人生 」
をどうぞお楽しみください〜!
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団長 いつ頃からアコーディオンを始めたのでしょうか?
taca 9歳です。遊び感覚でやっているうちに興味が増して
だんだん本格的にやってみようと思うようになりました。
団長 プロとして生きていこうと決意したのは
いつ頃ですか?
taca 高校の終わりくらいですね。
進学や就職などの進路を考えている時、
テレビでアコーディオン奏者のcobaさんを見て、
自分もこんな風に音楽でやっていけたら、と思いました。
団長 高校を出た後は、どのように過ごされたのでしょうか?
taca とりあえず地元(岡山県)の大学に進みまして、
2年の時にイタリアにアコーディオン留学しました。
そこで大きな出来事があったんですよ。
団長 え、どんなですか?
taca イタリアでリシャール・ガリアーノという、
世界的なフランス人アコーディオン奏者の音楽を聴いて
大きな衝撃を受けました。
プロとしてやっていくなら、やっぱりパリに行くべきだ、
と感じ、フランス行きを決意しました。
団長 それからはずっとパリですか?
taca はい。あっという間に10年過ぎてしまいました(笑)
団長 10年というのはスゴイですね!
異国で音楽だけで生活していくには、
相当な御苦労があったと思いますが、いかがでしたか?
taca 正直、最初はかなり大変でした。
フランスにはアコーディオン奏者が多い上に、
閉鎖的なところがあるので、なかなかチャンスが
つかめませんでした。
おかげさまで、今は教えながら、
何とか活動を続けている感じです。
団長 学業面でも、クルヌーブ・オーベルビリエ国立地方立音楽院
アコーディオン科を首席で修了、という実績も光ってますね!
taca いや〜たまたまですよ(笑)
団長 練習はどんな感じにされていますか?
taca 毎日だいたい4時間くらいやっています。
ただ、あまりやりすぎると腱鞘炎や腰痛に
なってしまいますので、土日は休むようにしています。
団長 tacaさんにとって、アコーディオンのどんなところが
魅力でしょうか?
taca 1人でも演奏できますし、複数でセッションもできます。
そういう音楽的自由さは魅力です。
それと、スイッチによって音色が変わるのも面白いですね。
団長 ライバルがひしめくフランスで、tacaさんは
自分の音楽的特長をどう考えますか?
またどんな風にアピールしていこうと思いますか?
taca 先ほど、僕をパリに向かわせた人物としてガリアーノを
挙げましたが、以前、彼の家に呼んでもらったことが
あるんです。
呼んでもらえただけでも光栄だったのに、
次のようなアドバイスもくれました。
「自分のルーツに基づいた音楽をつくりなさい」
と。
それをキッカケに考えてスタートさせたのが
“シルクロードプロジェクト”
です。
僕の音楽を通じて、アジアとヨーロッパをつなぐ道に
なれたら、と願って、音楽活動に励んでいます。
団長 カッコイイですね! これからの活動目標は?
taca 今はフランス中心で、夏に日本ツアーをやっている感じですが、
将来的には、フランスと日本での活動を半々くらいで
やっていけたらと考えています。
団長 直近の予定をお知らせください。
taca 2作目のソロアルバム"la route de la soie/silkroad project"が
10月7日に全国発売になります。
CD発売記念ライブツアー”Le vent d'automne 2009/
ル・ヴォン・ドトンヌ”〜秋風にのせて〜
で全国各地に参りますので、お近くの方はぜひいらしてください。
団長 貴重なお話をどうもありがとうございました!
tacaさんのますますのご活躍、心より応援しております。
→tacaさんブログ
http://blog.livedoor.jp/taca101/
●tacaさんの東京ライブ目前!!
9月28日(月)東京
"Manda-la2"
開場:18h30 開演:19h30
前売り:2800円、当日:3000円
共演:蛇腹六姉妹・撫子仏蘭西団(佐々木絵美、藤野由佳、オラン、関田更如、熊坂るつこ、小峰公子)アコーディオニャー全員集合vol.2
〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-8-6
TEL/FAX:0422-42-1579
秋の夜長に素晴らしい音色を楽しみましょう!!
では、今日もステキな1日になりますように…